バックキャスティング
カテゴリ: SDGs基礎
バックキャスティングとは、未来のあるべき姿(ビジョン)をまず描き、その未来から現在を振り返って、今何をなすべきか、どのような道筋(ロードマップ)を描くべきかを考える思考法です。
フォアキャスティングとの違い
現状の課題や保有資産を起点に「今できること」を積み上げて未来を予測する「フォアキャスティング(積み上げ型)」に対し、バックキャスティングは「ありたい未来」を起点にします。SDGsのように、現状の延長線上では達成困難な野心的な目標を実現するためには、バックキャスティングが不可欠とされています。
AI活用の可能性
バックキャスティングの実践において、AIは協力なパートナーになります。例えば、「2050年にCO2排出実質ゼロ」というゴールを設定した際、そこに至る無数のシナリオをAIがシミュレーションし、最適な投資パスや技術導入のタイミングを提案することができます。私たちのAIエージェント開発においても、理想的なインタラクション体験から逆算して、必要な技術スタックを選定する手法を取り入れています。
成功のポイントと課題
バックキャスティングの難しさは、描いたビジョンと現実のギャップに圧倒されてしまうことです。このギャップを埋めるために、「ムーンショット型研究開発」のような非線形なイノベーションが求められます。失敗例としては、あまりに非現実的なビジョン掲げた結果、現場が疲弊し、具体的な行動計画に落とし込めないケースが散見されます。