マイクロファイナンス
カテゴリ: Prosperity (経済・都市)
マイクロファイナンス(Microfinance)とは、貧困層や低所得者を対象とした小規模な金融サービスの総称です。担保や信用情報がないために通常の銀行から融資を受けられない人々に対し、無担保で小額の資金を貸し付ける「マイクロクレジット」をはじめ、貯蓄、保険、送金などのサービスを提供し、自立を支援する仕組みです。
グラミン銀行とムハマド・ユヌス
バングラデシュのムハマド・ユヌス氏が創設した「グラミン銀行」がマイクロファイナンスの先駆けとして知られています。貧困層の女性たちに融資を行い、彼女たちが起業して収入を得ることで貧困からの脱却を助け、2006年にノーベル平和賞を受賞しました。
FinTechによる進化
近年は、モバイル技術とAIを活用したデジタル・マイクロファイナンスが急拡大しています。携帯電話の通話履歴や支払い履歴などの代替データ(オルタナティブ・データ)をAIが分析し、信用スコアを算出することで、銀行口座を持たない人々(アンバンクト)にも金融サービスを届けることが可能になりました。
課題
一方で、過剰な貸付による多重債務問題や、高金利による搾取といった負の側面も指摘されており、利用者保護のルール作りや金融リテラシー教育の重要性が高まっています。